広瀬 佳一 (ひろせ よしかず、1960年 - )は、日本の国際政治学者、防衛大学校人文社会科学群教授。専門は国際政治史、ヨーロッパ安全保障論。
筑波大学、同大学院社会科学研究科で学び、1989年に法学博士の学位を取得。在オーストリア日本大使館専門調査員、山梨学院大学法学部講師を経て、2004年から現職。
著書
単著
- 『ポーランドをめぐる政治力学――冷戦への序章1939-1945』(勁草書房, 1993年)
- 『ヨーロッパ分断1943――大国の思惑、小国の構想』(中央公論社[中公新書], 1994年)
編著
- 『ヨーロッパ変革の国際関係――「冷たい平和」への危機』(勁草書房, 1995年)
- 『ウィーン・オーストリアを知るための50章』(明石書店, 2002年)
共著
- (柳澤協二・道下徳成・小川伸一・植木(川勝)千可子・山口昇・加藤朗)『抑止力を問う――元政府高官と防衛スペシャリスト達の対話』(かもがわ出版、2010年)
共編著
- (松岡完・竹中佳彦)『冷戦史――その起源・展開・終焉と日本』(同文舘出版, 2003年)
- (小笠原高雪・上杉勇司)『ユーラシアの紛争と平和』(明石書店, 2008年)
- (宮坂直史)『対テロ国際協力の構図――多国間連携の成果と課題』(ミネルヴァ書房. 2010年)
- (今井顕)『ウィーン・オーストリアを知るための57章』(明石書店, 2011年)
- 『冷戦後のNATO――“ハイブリッド”同盟への挑戦』、広瀬佳一・吉崎知典編、ミネルヴァ書房、2012年
訳書
- (秋野豊)ヴォイチェフ・マストニー『冷戦とは何だったのか――戦後政治史とスターリン』(柏書房, 2000年)
- (渡辺克義)スタニスワフ・ミコワイチク『奪われた祖国ポーランド――ミコワイチク回顧録』(中央公論新社. 2001年)



