ブリュッセル航空 (ブリュッセルこうくう、Brussels Airlines) は、ベルギーのブリュッセルを本拠地とする航空会社。
概要
2001年11月、9月に発生したアメリカ同時多発テロの影響によって赤字体質が続いていた国営のフラッグキャリアであるサベナ・ベルギー航空は息の根を止められ、倒産してしまった。2002年、サベナの機材や路線の一部などを子会社Delta Air Transportが引継ぎ、SNブリュッセル航空として運航が再開された。
2007年3月25日にヴァージングループのヴァージン・エキスプレスと合併し、ブリュッセル航空と改称した。IATAコードはサベナ・ベルギー航空のものを引き継いでいる。
2008年6月にICAOコードをDATからBELに変更した。
これまで、どの航空連合にも属さず独立を保ってきたが2008年9月1日にルフトハンザドイツ航空と資本提携交渉を行なうと発表され、9月17日にはルフトハンザが将来的には全株式を取得する予定であること、ブリュッセル航空がスターアライアンスの会員資格手続を開始することが発表されている。
2008年12月には、スターアライアンスの理事会により、ブリュッセル航空の加盟が認められた。
2016年12月には、ルフトハンザがSN Airholdingの全株式を取得し、完全に傘下に収めた。
ロゴは当初13個のドットがアルファベットの小文字の「b」をかたどるデザインだったが、「13」が忌避される文化による乗客の声を受けてドットが14個に変更され、2007年3月の就航前にすべての機体にドットが描き足された。
歴史的にサベナ・ベルギー航空時代からキンシャサを筆頭に旧植民地があったアフリカ大陸への就航地が多い。
路線
コードシェア
かつてはアメリカン航空などともコードシェアしていたが、ルフトハンザ傘下になってからはスターアライアンス加盟会社が中心である。2025年3月現在のコードシェアパートナーは以下の通り。
※はスターアライアンス加盟会社
- エーゲ航空※
- エア・カナダ※
- マルタ航空
- 全日本空輸(ANA)※ - 2015年10月25日のANA成田 - ブリュッセル線就航に合わせて開始。
- オーストリア航空
- エア・バルティック
- クロアチア航空※
- エジプト航空※
- エティハド航空
- ユーロウイングス※
- 海南航空
- ルフトハンザドイツ航空※
- シンガポール航空※
- ロイヤル・エア・モロッコ
- スイス インターナショナル エアラインズ※
- TAPポルトガル航空※
- TAAGアンゴラ航空
- TAROMルーマニア航空(スカイチーム)
- タイ国際航空※
- ユナイテッド航空※
- キャセイパシフィック航空(ワンワールド)
- ITAエアウェイズ(2025年3月30日開始)
- アフリカ・ワールド航空
- アシアナ航空
- 南アフリカ航空
- タロム航空
2019年10月、アフリカ・ワールド航空と、アクラとブリュッセルのそれぞれのハブ空港を経由する乗客の乗り継ぎを改善するためのインターライン契約を締結した。
2019年12月、アエロフロートと、コードシェア契約を締結したと発表したが、ロシア・ウクライナ戦争を受け、提携を中止している。
保有機材
運航機材
2024年8月現在
退役済機材
- アブロ RJ85/RJ100
- エアバスA330-200
- エアバスA340-300
- BAe 146-200
- ボーイング737-300/400
- ボンバルディア DHC-8-Q400
- エンブラエル ERJ 145
- スホーイ・スーパージェット100
ギャラリー
評価
AirHelp Score Report 2024 では、評価された 109 社のうち、トップに選ばれた。54 か国からのグローバルな顧客からの請求、時間厳守、旅行者のフィードバックに基づいた、食事の品質、座席の快適さ、乗務員サービスなどの要素を評価された。
脚注
関連項目
- サベナ・ベルギー航空
- ヴァージン・エキスプレス
- 航空会社
外部リンク
- ブリュッセル航空
- ブリュッセル航空日本地区総代理店(日本語)
- Burussels Airlines (@flyingbrussels) - Instagram




