兜山古墳(かぶとやまこふん)は、広島県三原市沼田東町納所にある古墳。形状は円墳。広島県指定史跡に指定されている。

概要

広島県東部、沼田川下流域右岸の丘陵山頂(標高67メートル)に築造された古墳である。かつては三原湾奥の海に面したと推測される。これまでに発掘調査は実施されていない。

墳形は円形で、直径約45メートル・高さ7メートルを測る大規模なもので、沼田川下流域では最大規模になる。墳丘表面では葺石が認められるほか、円筒埴輪・形象埴輪・須恵器片・鉄製鎌などが採集されている。墳丘北側に低い造出を付すとする解釈もある。埋葬施設は明らかでない。築造時期は古墳時代中期の5世紀後半(または5世紀中頃)と推定される。

古墳域は1937年(昭和12年)に広島県指定史跡に指定されている。なお、同一丘陵上では鳩岡古墳・馬場谷古墳群・宮ノ谷古墳群が分布する。

文化財

広島県指定文化財

  • 史跡
    • 兜山古墳 - 1937年(昭和12年)5月28日指定。

脚注

参考文献

  • 史跡説明板(三原市教育委員会設置)
  • 「納所村」『日本歴史地名大系 35 広島県の地名』平凡社、1982年。ISBN 4582490352。 
  • 小都隆「兜山古墳」『日本古墳大辞典』東京堂出版、1989年。ISBN 4490102607。 
  • 「兜山古墳」『三原市の文化財』三原市教育委員会、2016年。 

外部リンク

  • 兜山古墳 - 広島県教育委員会「ホットライン教育ひろしま」

兜山古墳 古墳マップ

兜山古墳 三原市ホームページ

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