フリーハウス (Free House) はアメリカ合衆国の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍に1997年のサンタアニタダービー、1998年のパシフィッククラシックステークス、1999年のサンタアニタハンデキャップなど。
戦績
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1996年8月31日、デルマー競馬場でのメイドン競走でデビューし2着。2戦目で勝ちあがると続くノーフォークステークスで重賞初制覇。続く3戦はブラックタイプ競走9着、ハリウッドフューチュリティ4着、年が明けてリステッド競走のゴールデンゲートダービーで7着と勝てない競馬が続いたが、サンヴィンセンテステークスでは初対戦となるシルバーチャームの2着。サンフェリペステークスとサンタアニタダービーでは連続してシルバーチャームを退けてG2競走、G1競走を連勝する。アメリカクラシック三冠路線に乗るが、ケンタッキーダービーで3着、プリークネスステークスで2着とシルバーチャームの二冠を許し、シルバーチャームの三冠がかかったベルモントステークスではタッチゴールドがシルバーチャームの三冠を阻んだものの、その2頭に続く3着に終わって、三冠全てでシルバーチャームの前に出ることはできなかった。続くスワップスステークスでデピュティコマンダーを破って重賞4勝目を記録するが、ハスケルインビテーショナルハンデキャップではタッチゴールドの3着、9月のスーパーダービーではデピュティコマンダーに巻き返されて6頭立ての最下位に終わり、残りのシーズンには出走せず休養に入る。この年のカリフォルニア・ホース・オブ・ザ・イヤーでは年度代表馬と最優秀3歳牡馬に選出された。
古馬になった1998年の夏に戦列に復帰し、初戦のベルエアハンデキャップ1着を経てパシフィッククラシックステークスでジェントルメンを下してG1競走2勝目を挙げる。続く2戦はウッドワードステークスでスキップアウェイの4着、グッドウッドブリーダーズカップハンデキャップでもシルバーチャームの2着に終わって4歳時を終える。カリフォルニア・ホース・オブ・ザ・イヤーの選考では前年に続いて年度代表馬に選ばれ、最優秀古牡馬にも選ばれた。5歳となった1999年は始動戦のサンアントニオハンデキャップでマレクを下して初戦を飾ると、続くサンタアニタハンデキャップでもイベントオブザイヤー、シルバーチャームらを退けてG1競走3勝目を挙げた。次走のピムリコスペシャルハンデキャップでリアルクワイエットの2着となったあとは出走せず、そのまま引退した。
競走成績
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- BT:ブラックタイプ競走
引退後
引退後はヴェッセルスタリオンファームで種牡馬入りしたが、5シーズン目の供用を終えた後の2004年7月、放牧中に頭部をぶつけて7月19日に死亡した。
主な産駒
- House Of Fortune - ハリウッドブリーダーズカップオークス(G2)、ファンタジーステークス(G2)
血統表
脚注
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post




