ドコモ タブレットとは、2011年9月8日に発表されたNTTドコモの携帯電話の分類(カテゴリー)のひとつである。
概説
ドコモ タブレットというカテゴリーは、2011年9月8日にGalaxy Tab 10.1 LTE (SC-01D)、およびARROWS Tab LTE(F-01D)と同時に発表された。
この「ドコモ タブレット」が登場する以前も、ドコモはタブレット端末としてGalaxy Tab SC-01CやOptimus Pad L-06Cを発売してきたが、それらはいずれも「ドコモ スマートフォン」に属していた。しかし、次世代通信方式Xi対応のタブレット端末SC-01DとF-01Dの発表に合わせ、タブレット端末を分類するための新カテゴリ「ドコモ タブレット」を創設することになった。これに伴い、「ドコモ スマートフォン」として発売済のSC-01C及びL-06Cについても「ドコモ タブレット」に属することになった。また、Xi対応タブレットに於いては「Xi TABLET」(クロッシィ タブレット)というブランドも与えられている。
2010年9月より提供が開始されたspモードにより、iモードメールと同様に「docomo.ne.jp」のドメイン名のメールアドレスを利用可能である。
なお、タブレット端末のうち「Sony Tablet」については、Appleの「iPad」のように製造メーカーであるソニーが主導する商品であるため、「ドコモ タブレット」とはなっておらず、ドコモでも独立したラインナップとして位置づけていたが、Xperia Tablet Z SO-03Eは「ドコモ タブレット」のひとつとなっている。
機種・仕様
歴史
- 2011年 (平成23年)
- 10月15日 - GALAXY Tab 10.1 LTE (SC-01D)発売開始。
- 10月19日 - ARROWS Tab LTE (F-01D)発売開始。
- 12月10日 - GALAXY Tab 7.0 Plus (SC-02D)発売開始。
- 2012年 (平成24年)
- 3月26日 - 一部の機種においてAndroid 4.0へのバージョンアップを発表。
- 3月30日 - MEDIAS TAB (N-06D)発売開始。
- 9月1日 - ELUGA Live (P-08D)発売開始。
- 9月20日 - MEDIAS TAB UL (N-08D)発売開始。
- 10月25日 - GALAXY Tab 7.7 Plus (SC-01E)発売開始。
- 12月8日 - ARROWS Tab (F-05E)発売開始。
- 2013年 (平成25年)
- 3月22日 - Xperia Tablet Z (SO-03E)発売開始。
- 3月27日 - dtab 01発売開始。
- 5月8日 - 一部の機種においてAndroid 4.1/4.2へのバージョンアップを発表。
- 8月2日 - AQUOS PAD (SH-08E)発売開始。
- 11月29日 - ARROWS Tab (F-02F)発売開始。
- 2014年 (平成26年)
- 6月20日 - AQUOS PAD (SH-06F)発売開始。
- 6月26日 - ARROWS Tab (F-02F)においてAndroid 4.4へのバージョンアップを発表。
- 6月27日 - Xperia Z2 Tablet (SO-05F)発売開始。
- 11月8日 - ARROWS Tab (F-03G)発売開始。
- 12月12日 - GALAXY Tab S 8.4 (SC-03G)発売開始。
OSバージョンアップ
Android 4.0
2012年3月26日にAndroid 4.0へのバージョンアップが発表された。
Android 4.1以降
2013年5月8日にAndroid 4.1/4.2へのバージョンアップ対象機種と、検討している機種が発表された。
- Android 4.1
- Android 4.4
- Android 6.0
通話
一部の端末では音声通話機能を備える。
- SC-01C・SC-02D - 後者はサムスン電子独自の実装による。スピーカーホンでの通話かヘッドセットが必要。
- N-06D・N-08D - 受話口を備えておりヘッドセットは不要だが、その受話口は事実上緊急用で、ドコモではこちらでもスピーカーホンでの通話かヘッドセットの使用を推奨している。
- SH-08E・SH-06F - 受話口を備えており、スピーカーホンやイヤホンマイク、Bluetoothヘッドセットでの通話が可能。
- SO-05F - 別売のリモコン機能付きBluetoothヘッドセット(BRH10)やBluetoothスピーカードック(BSC10)での使用が推奨されている。
バッテリー
タブレット端末故に全機種が大容量のバッテリーを備えているが、その関係上いずれもバッテリーの取り外しができない。交換はドコモショップへの持ち込みで預かり修理となる。バッテリー容量と交換代金は以下の通り。ドコモプレミアクラブの修理代金サポートも対象外のため全額実費である。
ギャラリー
ドコモ タブレットシリーズ以外のドコモのタブレット
- ソニー製・Sony Tabletシリーズ
- Sony Tablet S - Android 3.2→4.0
- Sony Tablet P - Android 3.2→4.0
- Apple製・iPadシリーズ
- iPad Air - iOS 7
- iPad mini Retinaディスプレイモデル - iOS 7
- iPad Air 2 - iOS 8
- iPad mini 3 - iOS 8
脚註
関連項目
- spモード
- ドコモ スマートフォン
- docomo with series
- Disney Mobile on docomo
- docomo NEXT series
- docomo with series
- タブレット (コンピュータ)
- mopera
外部リンク
- ドコモ タブレット | 製品 | NTTドコモ




