パラプゾシア・セッペンラデンシス(学名:Parapuzosia seppenradensis)は、現在知られている中で最大のアンモナイトの種。本種は、現在のドイツヴェストファーレンの、後期白亜紀前期カンパニアンの海洋生態系に生息していた。1895年にドイツのリューディングハウゼン近郊のゼッペンラーデで発見された標本は、住房が不完全であるにもかかわらず、直径が1.8メートルもあった。
本種の化石は、ドイツのミュンスターにあるヴェストファーレン自然史博物館の玄関ホールに展示されている。この標本は、完全な状態であれば直径がおよそ2.55m、あるいは3.5mあったと推定されている。しかし、2021年の研究では、最大の標本の直径は約2mと推定された。セッペンラデンシスの体重は1455kgと推定されており、そのうち殻の体重は705kgを占める。
脚注
- (ドイツ語) Kennedy, W.J. & U. Kaplan 1995. Parapuzosia (Parapuzosia) seppenradensis (Landois) und die Ammonitenfauna der Dülmener Schichten, unteres Unter-Campan, Westfalen. Geologie und Paläontologie in Westfalen 33: 1–127.




