『夜ごとの夢』(よごとのゆめ)は、1933年に公開された成瀬巳喜男監督の日本のサイレント映画。
この映画は、大恐慌時代の日本で息子を養うためにバーのホステスとして働くシングルマザーの奮闘している姿を描いている。
プロット
おみつ(栗島すみ子)は、係留中の船乗りを楽しませる港のバーでホステスとして働いている。おみつは息子の文坊(小島照子)を一人で支え、ベビーシッターをしている夫婦(新井淳と吉川満子)と同じアパートに住んでいる。
ある日、疎遠になった夫の水原(斎藤達雄)が、息子に会いにやってくる。水原はおみつに和解するように説得する。水原は家族の世話をするつもりだと宣言するが、病気がちで、仕事を見つけることができない。
ある日、遊んでいた文坊が車にひかれ、負傷していて入院が必要になる。
スタッフ
以下のスタッフ名等は特に記載がない限りKINENOTEに従った。
- 監督 - 成瀬巳喜男
- 脚本 - 池田忠雄
- 原作 - 成瀬巳喜男
- 撮影 - 猪飼助太郎
- 主題歌 - 「ほんとにさうなら」 作詞 久保田宵二、作曲 古賀政男
- 現像 - 納所歳巳
キャスト
以下の出演者名と役名はallcinemaに従った。
- 栗島すみ子 - おみつ
- 斎藤達雄 - おみつの夫、水原
- 小島照子 - おみつの息子、文坊
- 新井淳 - 隣りの人
- 吉川満子 - その妻
- 坂本武 - 船長
- 大山健二 - 船員
- 小倉繁 - 船員
- 飯田蝶子 - 女将
- 沢蘭子 - おみつの友達
- 雲井ツル子 - 女給
- 若水照子 - 女給
- 仲英之助 - 医者
- 大国一郎 - 人事係
- 西村青児 - 刑事
- 谷麗光 - 守衛
受賞歴
- 1933年度 第10回キネマ旬報日本映画ベスト・テン3位 『夜ごとの夢』(成瀬巳喜男監督)
脚注
参考文献
- “夜ごとの夢”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2021年12月22日閲覧。
- “夜ごとの夢”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年12月22日閲覧。
- Y. Nomura. “夜ごとの夢”. JMDb. JMDb. 2021年12月22日閲覧。
- “夜ごとの夢”. 国立映画アーカイブ. 独立行政法人国立美術館. 2021年12月22日閲覧。
外部リンク
- 夜ごとの夢 - allcinema
- 夜ごとの夢 - 日本映画データベース
- 夜ごとの夢 - KINENOTE
- Every-Night Dreams - IMDb(英語)
- 夜ごとの夢 - オールムービー(英語)
- 夜ごとの夢 - 国立映画アーカイブ
- 夜ごとの夢 - コトバンク(小学館/デジタル大辞泉プラス)




